リーヘイニーのすべて【Mrオリンピア8連覇の絶対王者】

選手紹介

この記事は

  • リーヘイニーってどんな人?
  • 大会の成績はどんな感じなの?
  • トレーニングや食事方法は?

という疑問を持っている方に向けたものとなります。

Mrオリンピアで前人未到だった8連覇という偉業を成し遂げた伝説のボディビルダー、リーヘイニー。

そんな彼はいったいどんな人物たったのか、見ていきましょう!

プロフィール

本名:リーヘイニー(Lee Haney)
出身:アメリカ合衆国ジョージア州
生年月日:1959年11月11日
身長:180cm
体重:115~120kg
胸囲:142cm
上腕:53cm
ウエスト:80cm
大腿:76cm
カーフ:50cm

経歴

生い立ち

リーヘイニーは1959年にアメリカのジョージア州で生まれました。

彼は物心ついたころからボディビルに興味をもっていたそうです。

鍛え上げた肉体そのものに興味があったのか、幼いころにはギリシャ神話に登場する英雄ヘラクレスなどを崇拝していました。

また、当時活躍していたボディビルダーのロビン・ロビンソンという人物に特に憧れており

「ロビン・ロビンソンのような肉体になりたい」

とも考えていたそうです。

そんな彼はトレーニングに出会ったのは12歳の時。

クリスマスプレゼントにダンベルと筋トレの本をもらったことをきっかけに、本格的にトレーニングを始めます。

本格的なトレーニングを始めると、彼の身体はみるみるうちに変化していきました。

中学生のころにはジムに入会してトレーニングするようになります。

そのジムでトレーナーに才能を見出され、鍛え上げられた結果、高校生になるころにはすでに素晴らしい肉体を手に入れていました

初めての大会

リーヘイニーが始めてボディビルの大会に出場したのは16歳のとき、サウスカロライナ州の大会でした。

初めての大会でどんなパンツをはいたらいいのかもわからなかった彼は、近くのスーパーで買ったパンツを身に着けて出場したそうです(笑)。

ボディビルについて右も左もわからない状態だった彼ですが、その大会ではなんと優勝してしまいます

高校を卒業後は、奨学金で大学に進学します。

しかし、プロのボディビルダーになるという目標をもっていた彼はすぐに自主退学してしまいます。

自主退学後、1979年に「Teen Mr. America」という大会に出場し、優勝を果たします。

その後3年間はあえて大会には出場せず、徹底的に筋トレしてバルクアップに励みました。

8X Mr. Olympia Lee Haney Shares His Secret to Quality Muscle | Muscle &  Fitness

プロとしての活躍

リーヘイニーは1982年、「World Amateur Championships」という大会に優勝し、プロのボディビルダーとなります。

続く1983年には世界最高峰の大会である「Mr. Olympia」に出場し、3位というすばらしい成績を残します。

そして1984年、彼は24歳という若さで「Mr. Olympia」優勝を成し遂げます。

この歳でのオリンピア優勝は異例の快挙で、ギネスブックにも載りました。

その後も出場を続け、なんと

「Mr. Olympia」8連覇

という前人未到の偉業を成し遂げました。

この8連覇という記録は、のちにロニーコールマンが達成したものの、いまだ破られていません。

引退

しかし、伝説は永遠には続きません。

世界の頂点に立つために、日ごろから想像を絶するようなハードなトレーニングをしていたのでしょう。

彼は1991年の優勝を最後に、31歳の若さで引退しました。

ボディビルダーの引退の時期としてはとても早かったため、当時はデタラメな疑問や憶測の声も多かったようです。

しかし

8連覇という偉業を成し遂げ、人気・実力ともに絶頂のまま潔く引退する

というのがまたかっこいいですね。

現在

引退後、1994年にアトランタに移り住みます。

そこで子供たちを支援するボランティア団体を設立するなど、慈善家としても積極的に活動していました。

また、体育とスポーツに関する大統領会議の議長に任命されるなど、さまざまな分野で活躍しました。

現在はアトランタに自身のジムを2つ所有しています。

また、ホームページを通して食事指導やトレーニングメニューの作成を行うなど、オンラインコーチングも行っているようです。

私生活においては結婚しており、2人の子をもつ父親としての顔ももっています。

大会成績

  • 1979年 Mr. South Carolina 1位
  • 1979年 Teen Mr. America 1位
  • 1979年 Teen Mr. America Tall 1位
  • 1982年 Junior Nationals Heavyweight & Overall 1位
  • 1982年 Nationals Heavyweight & Overall 1位
  • 1982年 World Amateur Championships Heavyweight 1位
  • 1983年 Grand Prix England 2位
  • 1983年 Grand Prix Las Vegas 1位
  • 1983年 Grand Prix Sweden 1位
  • 1983年 Grand Prix Switzerland 3位
  • 1983年 Night of Champions 1位
  • 1983年 Mr. Olympia 3位
  • 1983年 World Pro Championships 3位
  • 1984年 Mr. Olympia 1位
  • 1985年 Mr. Olympia 1位
  • 1986年 Mr. Olympia 1位
  • 1987年 Grand Prix Germany (II) 1位
  • 1988年 Mr. Olympia 1位
  • 1989年 Mr. Olympia 1位
  • 1990年 Mr. Olympia 1位
  • 1991年 Mr. Olympia 1位
Olympia Legend: Lee Haney | Muscle & Fitness

トレーニングの考え方

では、絶対王者を作り上げたトレーニングとはいったいどんなものなのか、チェックしていきましょう。

3オン1オフのプログラム

リーヘイニーは

『3オン1オフ』

という方法でトレーニングを行っていたようです。

これは

3日間トレーニングしたら1日休む

というワークアウトプログラムです。

このプログラムでトレーニングすることによって効率的に筋肉量を増やせると考えていたそうです。

また彼は、単純な筋肉の大きさだけでなく、各筋肉の形や「カット」と呼ばれる筋肉のキレなどの『筋肉の質』にもこだわりを持っていたと言われています。

筋肉量だけでなく筋肉の質も最高のものを追求するうえで、3オン1オフのプログラムが有効だと考えていたようですね。

3オン1オフプログラムのルール

リーヘイニーは、3オン1オフのトレーニングプログラムを実行するうえでいくつかのルールを設けていました。

そのルールとは

  • プッシュ系の種目とプル系の種目を取り入れる
  • ピラミッド法を用いる
  • バルクをつけるには、回数は6~10回
  • 無理はしない
  • トレーニング中は常に集中する

というものです。

プッシュ系の種目とプル系の種目を取り入れる

プッシュ系の種目とは、その名の通り『押す』動作のトレーニングで、大胸筋、肩の前部、上腕三頭筋などを効率よく鍛えることができます。

一方プル系の種目とは、『引く』動作のトレーニングで、背中や肩の後部、上腕二頭筋などのトレーニングとして有効です。

ピラミッド法を用いる

ピラミッド法とは

最初は軽い重量からはじめ、筋肉が温まっていくにつれて重たい重量を扱っていく

というトレーニング方法です。

このトレーニング法を用いることで、ケガのリスクを避け、安全にトレーニングすることができます。

ピラミッド法について詳しくはこちら!

バルクをつけるには、回数は6~10回

3オン1オフのプログラムでは

  • 1週目はバルクアップ
  • 2週目は筋肉の質の向上

を目的としてトレーニングメニューと組んでいたといいます。

1週目にひたすらバルクアップを狙って筋肉を大きくし、2週目に筋肉のクオリティを高めていく

という感じです。

この1週目のバルクアップを目的としたトレーニングでは、比較的重たい重量を用いて、1セット6~10回程度で行っていたようです。

無理はしない

無理なトレーニングは効率が悪いだけでなく、ケガにもつながります。

肉体的な疲れがある日は

  • セット数を減らす
  • ウエイトを軽くする
  • 一度家に帰って休んでからトレーニングする

など、身体に無理な負担をかけないように心がけていたようです。

トレーニングそのものをオフにして身体の回復に専念することもあったようです。

トレーニング中は常に集中する

トレーニング中はセットの最初から最後まで集中することが大切です。

これは、トレーニングの質を高めるだけでなく、ケガの予防にもつながります

Lee Haney Workout Routine, Diet Plan, Height, Weight & Body Measurement, -  Vigourfact

実際のトレーニングメニュー

1週目のプログラム

胸・腕

ベンチプレス 6−8回×4セット
フラットベンチダンベルプレス8−10回×3セット
インクラインバーベルプレス 6−8回×4セット
インクラインダンベルプレス 8−10回×3セット
バーベルカール 6−8回×4セット
プリーチャーカール 8−10回×4セット
プレスダウン10−12回×4セット
ライイングフレンチプレス 6−8回×4セット

レッグエクステンション 12−15回×4セット
レッグプレス 10−12回×4セット
スクワット 8−10回×4~5セット
ハムストリングカール 8−10回×4セット
スティッフレッグドデッドリフト8−10回×3~4セット

背中・肩

フロントラットプルダウン8−10回×4セット
バーベルローイング 6−8回×4セット
ケーブルローイング 8−10回×4セット
ミリタリープレス 6−8回×4セット
ラテラルレイズ 8−10回×4セット
アップライトロー 6−8回×4セット

2週目のプログラム

胸・腕

ベンチプレス 6−8回×4~5セット
インクラインバーベルプレス 8−10回×4セット
ダンベルフライ 10回×4セット
ディップス 12−15回×4~5セット
ケーブルクロスオーバー 12−15回×3~4セット
バーベルカール 6−8回×4~5セット
インクラインダンベルカール 8−10回×4セット
コンセントレーションカール 8−10回×4セット
プレスダウン 12−15回×4セット
ワンアームダンベルエクステンション 8−10回×4セット
リバースワンアームケーブルエクステンション10−12回×3~4セット

レッグエクステンション 12−15回×4セット
レッグプレス 10−12回×4セット
スクワット 8−10回×4~5セット
ハムストリングカール 8−10回×4セット
スティッフレッグドデッドリフト6−8回×3~4セット

背中・肩

フロントラットプルダウン 10−12回×4セット
バーベルローイング 8−10回×4セット
ケーブルローイング 8−10回×4セット
ワンアームダンベルローイング8−10回×4セット

リーヘイニーが行っていた実際の3オン1オフプログラムはこのような感じです。

1週目で高重量を扱って筋肥大を狙い、2週目で細かな部位を意識して鍛えてく、というイメージですね。

Lee Haney's Principles for Building an Incredible Back | Muscle & Fitness

食事

食事に対する考え方

リーヘイニーは

「ハードにトレーニングするならたくさん食べなければいけない」

と考えており、筋肉に常に栄養を送り続けるため、1日5食の食事をとっていました。

また、食事の回数だけでなく質についても

クオリティの高い肉体を創るためにはクオリティの高い食べのもの

という考えも大事にしていたらしく、食事内容にも強いこだわりを持っていたそうです。

また、彼の現役時代には現代ほど多くのサプリメントがなかったため、食事を重視し、ビタミンやプロテインのみをサプリメントから摂取していたようです。

食事メニュー

リーヘイニーのオンシーズンの食事メニューは以下のような感じです。

1食目全卵1~2個、卵白6個、オートミール1カップ、パイナップル、コーヒー
2食目鶏むね肉2枚、ほうれん草、パイナップル、じゃがいも1個
3食目全粒粉パンケーキ、コーヒー
4食目鶏むね肉、野菜、玄米、パイナップル
5食目果物を入れたオートミール1杯

卵や鶏むね肉などからたんぱく質を摂取し、炭水化物はGI値の低いオートミールなどから摂るようにしていたようです。

果物も積極的に摂っていたようですね。

Bodybuilding Legends – Lee Haney | Keep Fit Kingdom

まとめ

伝説のボディビルダー、リーヘイニーについて見てきました。

食事に対する考え方や、3オン1オフプログラムのルールなどは、現代のトレーニーにとっても非常に参考になると思います。

偉大なチャンピオンの考えを、ぜひとも取り入れていきたいところですね。

以上、『リーヘイニーのすべて【Mrオリンピア8連覇の絶対王者】』でした!

タイトルとURLをコピーしました