世界最高のボディビル大会、Mrオリンピア。
2019年のオリンピアで見事優勝を成し遂げたのがブランドン・カリーです。
彼は2020年現在まだ38歳とボディビルダーとしては比較的若く、今後の活躍が期待できる選手でもあります。
ということでこの記事では、ブランドン・カリーの生い立ちや経歴について紹介していきます!

プロフィール
本名:ブランドン・カリー(Brandon Curry)
愛称:The Prodigy, Beefcake
出身:アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル
生年月日:1982年10月19日
身長:172.5cm
体重:115.7 - 120kg
経歴
生い立ち
テネシー州ナッシュビルに生まれたブランドンは、「元気な子に育ってほしい」という両親の願い通り活発な子供に育っていきます。
幼いころから体操、レスリング、サッカー、陸上などいろいろなスポーツに挑戦していきました。
そんなブランドンは6歳にしてはやくも筋トレに出会います。
毎日学校から帰ってくると家にあったダンベルでトレーニングしていたそうです。
高校を卒業するころにはすっかりトレーニングのとりこになっていたブランドン。
大学では運動科学を専攻し、トレーニングや栄養に関する知識を蓄えていきました。
ボディビルダーへ
大学を卒業したブランドンは、学んだ知識を活かし、パーソナルトレーナーとして働き始めます。
そのころからボディビルの大会にも出場しまじめました。
2003年のデビュー戦で優勝を飾ると、その後も数多くもアマチュア大会で好成績を残し、年々身体に磨きをかけていきました。

プロとしての活躍
2008年の「NPC USA Championships」で優勝したブランドンはプロカードを獲得。
プロの世界で戦う権利を獲得しました。
ブランドンはプロになってからも積極的に大会に出場していきます。
2013年の「Arnold Classic Brasil」でプロ戦初勝利を飾ると、2017年には「New Zealand Pro」、「Arnold Classic Aus」でも優勝するという活躍を見せていきました。
Mrオリンピア優勝
2019年はブランドンにとって飛躍の一年になりました。
3月に開催された「Arnold Classic」を制すると、勢いそのまま「Mr. Olympia」でも優勝を果たし、世界の頂点まで上り詰めました。
続く2020年のオリンピアでは、ビッグ・ラミーに惜しくも敗れ、王座を失ってしまいましたが、それでも2位という好成績で王者としての維持を見せつけます。
まだ30代とボディビルダーとしては若く、将来性も高いブランドン。
上半身のバルクやコンディションは王者に返り咲くには充分なものを持っています。
最大の弱点である下半身の成長次第では、オリンピアでの王座奪還も十分可能性があると、僕個人としては楽しみにしています。
彼の今後の活躍にも注目しましょう!

大会成績
- 2003 Supernatural Bodybuilding 1位
- 2005 NPC Collegiate Nationals 1位
- 2006 NPC Junior National Championships 2位
- 2007 NPC USA Championships 2位
- 2008 NPC USA Championships 1位(プロカード取得)
- 2010 Europa Super Show 8位
- 2010 Pro Bodybuilding Weekly Championship 6位
- 2011 IFBB Mr.Olympia 8位
- 2012 IFBB Arnold Classic 7位
- 2013 IFBB Arnold Classic Brasil 1位
- 2015 IFBB Arnold Classic 16位
- 2017 IFBB New Zealand Pro 1位
- 2017 IFBB Arnold Classic Aus 1位
- 2017 IFBB Mr. Olympia 8位
- 2017 IFBB Ferrigno Legacy 1位
- 2018 IFBB Mr. Olympia 5位
- 2019 IFBB Arnold Classic 1位
- 2019 IFBB Mr. Olympia 1位
- 2020 IFBB Mr. Olympia 2位
トレーニング
ブランドンは基本的に週4~5回トレーニングするそうですが、体調や気分によって臨機応変に変えることもあるといいます。
また、
- 筋力向上
- 筋肥大
という2つの目的に分けてトレーニング内容を変えており、
筋力向上 | 高重量低回数でインターバルを長くとる |
筋肥大 | 1セット10-12回で筋肉をゆっくり収縮させる |
ということを意識しているそうです。
レストポーズ法を用いて追い込んだり、扱う重量を調整して強度を変えたりと、トレーニングが単調にならないような工夫も取り入れています。
具体的な1週間のトレーンングルーティーンは以下のような感じです。
月曜日 | 胸・背中・肩(筋肥大狙い) |
火曜日 | 脚・腕(筋力向上狙い) |
水曜日 | オフ |
木曜日 | 胸・背中・肩(筋力向上狙い) |
金曜日 | 脚・腕(筋肥大狙い) |
土曜日 | オフ |
日曜日 | オフ |

食事
ブランドンは1日に7~8回食事を行い、そのほとんどを加工されていないクリーンな食材から摂っています。
基本的に
- オートミール
- たまご
- 野菜
- 肉類
- フルーツ
- ナッツ類
- 米
- さつまいも
などを積極的に食べているようです。
また、たまにはチートミールをたべることもあり、その時はグミやスナック菓子、チョコレートなどを食べています。
ブランドンの1日の食事の具体的なメニュー例は以下のような感じです。
1食目 | アミノ酸、コーヒー |
2食目 | 牛肉220g、卵白4個、グリッツ85g、全粒粉パン2枚 |
3食目 | チキン220g、白米345g、ブロッコリー、オリーブオイル |
4食目 | チキン220g、ポテト280g、アスパラガス、オリーブオイル |
5食目 | サーモン220g、白米345g、サラダ |
6食目 | 卵白6個、プロテイン、くるみ |
また、サプリメントは
- ZMA(亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6のサプリ)
- マルチビタミン
- ファットバーナー
- プレワークアウト
- プロテイン
などの基本的なものを摂っているようです。

まとめ
2019年のMrオリンピア王者、ブランドン・カリーの経歴やトレーニング、食事について見てきました。
現代を代表するボディビルダー、ブランドン・カリーの今後の活躍からも目が離せません!
