ドリアン・イェーツのすべて【Mrオリンピア6連覇】

選手紹介

Mrオリンピアで6連覇を果たし、現在ではボディビル界の生きる伝説となっているドリアン・イェーツ。

この記事では

  • ドリアン・イェーツってどんな人?
  • ドリアン・イェーツの経歴や名言は?
  • トレーニング、食事の内容は?

と疑問に思っている方へ向けて、ドリアン・イェーツのすべてを紹介していこうと思います!

ドリアンイェーツに少しでも興味のある方はぜひご覧ください!

プロフィール

本名:ドリアン・イェーツ(Dorian Andrew Mientjez Yates)
出身:イングランド、サットン・コールフィールド
愛称:The Shadow 
生年月日:1962年4月19日
身長:177cm
体重:125kg~141kg
胸囲:148cm
上腕:54cm
ウエスト:86cm
大腿:79cm
カーフ:56cm

経歴

生い立ち

ドリアン・イェーツはイングランドのサットン・コールフィールドに生まれました。

イングランドといえばサッカーなどのスポーツが盛んで、子供はみんなスポーツ選手にあこがれているようなイメージがありますよね。

しかし幼き日のドリアンは、スポーツに全く興味を持っていなかったようです。

もちろんボディビルのことなんで当時の彼の頭の中にはかけらもありません。

それどころか、周囲の悪友の影響を受け、ドリアンは非行少年へとなっていきます

彼の非行ぶりはどんどんエスカレートし、16歳のときにはギャングの一員となってしまいます。

ギャング仲間とともに暴動を繰り返していた彼は19歳のとき、ついに逮捕され、約半年間、少年院で生活することになります。

かなり札付きのワルだったようですね。

ボディビルとの出会い

逮捕され少年院で生活することになったドリアン・イェーツは、そこでワークアウトと出会い、習慣的にトレーニングをするようになっていきます。

日々トレーニングを重ねていくにつれて、彼の肉体は徐々に洗練されていきました。

アスリートのような肉体となった彼は、少年院内でも評価されるようになり、筋肉だけでなく自分に対する自信も手に入れました。

少年院からの出所後は二度と非行に走らないと決意し、さらに筋肉を発達させるため21歳のときにトレーニングジムに入会しました

ドリアン・イェーツは1985年からアマチュアのボディビル大会に出場し始め、ボディビルダーとしての活動を開始します。

23歳という若さで「World Games」という大会で7位に入賞するなど好成績を収めますが、彼は結果に満足することはありませんでした。

彼の向上心を野望は26歳でプロのボディビルダーになってもとどまりません。

さらなる高みを目指し、日々努力を積み重ねていきました。

Build a Massive Back Like The Legend Dorian Yates

プロとしての活躍

26歳でプロのボディビルダーとなった彼は、まずは筋肉量を増やすことに情熱を注ぎます。

多くの大会に出場するのではなく、一つの大会に向けて着実にとトレーニングを積み重ねていきました。

地下のトレーニングルームにこもって一人黙々とハードにトレーニングする

というトレーニング方法を採用していたことから、いつからか

『地下室のモンスター』

という異名で呼ばれるようになります。

ちなみにこのトレーニング方法は、1998年に引退するまで続きました。

1992年のMrオリンピアに突如現れ、他の有名選手を押しのけて2位という好成績を収めたことから得た異名は

『The Shadow』

その後も異名に恥じない素晴らしい肉体と成績を残していきます。

翌年、30歳でMrオリンピア初優勝を果たすと、その後5年にわたり優勝し続け、大会6連覇を成し遂げます。

この6連覇という数字は、あのアーノルド・シュワルツェネッガーに並ぶ偉大な記録です。

The Dorian Yates Leg Workout! - Revolutionary Program Design

引退

引退直前の1997年、ドリアンは肩と上腕三頭筋を断裂するという大けがを負います。

その年のオリンピアでは何とか優勝したものの、ケガの治療経過がよくないとのことで、1998年にはオリンピアに出場していません。

そしてこの欠場をきっかけに現役から引退することになりました。

現在

引退後はジムの経営やサプリメントの販売、自身のアパレルブランドの設立など、フィットネスに関わるさまざまなビジネスに携わっているようです。

地下室にこもってトレーニングしていたことからもわかるように、現役時代はほとんどメディアへの露出がなかったドリアンですが、SNSに笑顔の写真をアップするなど、親しみやすい一面ものぞかせています。

大会成績

『The Shadow』の異名を持つ彼は、その名に恥じない素晴らしい成績を収めています。

具体的な大会成績は以下の通りです。

  • 1985 World Games Heavyweights 7位
  • 1986 British Championships, Heavyweight 1位
  • 1988 British Championships, Heavyweight and overall 2位
  • 1991 Night of Champions 1位
  • 1991 Mr. Olympia 2位
  • 1991 English Grand Prix 1位
  • 1992 Mr. Olympia 1位
  • 1992 English Grand Prix 1位
  • 1993 Mr. Olympia 1位
  • 1994 Mr. Olympia 1位
  • 1994 Spanish Grand Prix 1位
  • 1994 German Grand Prix 1位
  • 1994 English Grand Prix 1位
  • 1995 Mr. Olympia 1位
  • 1996 Mr. Olympia 1位
  • 1996 Spanish Grand Prix 1位
  • 1996 German Grand Prix 1位
  • 1996 English Grand Prix 1位
  • 1997 Mr. Olympia 1位
Olympia Legend: Dorian Yates | Muscle & Fitness

トレーニング

ドリアン・イェーツは

1週間に4日トレーニングし、3日休む

というルーティーンを採用していました。

筋肉の成長を最大限に引き出すため、トレーニングでなく休養にも注意し、しっかり身体を回復させていたようですね。

また、彼は

ヘビーデューティートレーニング

というトレーニング方法を積極的にとりいれていたことでも有名です。

これは

  • アーサー・ジョーンズ博士の理論をベースにマイク・メンツァーが考案
  • 各種目に対して1セットのみ、高強度(必ずしも高重量というわけではない)で行う
  • 全ての可動範囲で負荷が抜けないように、正確なフォームでトレーニングを行う

という内容のトレーニング方法です。

ウォーミングアップを除けば各種目1セットしか行いません。

しかし、常に筋肉に負荷をかけるためチーティングを使わず正なフォームで行い、レストポーズなどのテクニックも用いて追い込んでいくため、1セットの密度が非常に濃いトレーニングになります。

では、ドリアンの1週間の具体的なトレーニングメニューについてチェックしていきましょう。

ヘビーデューティートレーニングについて詳しくはこちら!

Dorian Yates - PUSH BEYOND YOUR LIMITS - YouTube

月曜日:肩・上腕三頭筋・腹筋

トライセッププッシュダウン 15回1セット(ウォーミングアップ)
トライセッププッシュダウン 10-12回2セット
ライングイージーカールエクステンション8-20回2セット
スミスマシンプレス 15-30回2セット
シーテッドラテラルレイズ8-20回2セット
ワンアームケーブルラテラルレイズ10-30回2セット
ダンベルシュラッグ 10-20回1セット

火曜日:背中

ハマーストレンスプルダウン 15-20回3セット
バーベルロウ8-20回2セット
ハンマーストレングスワンアームロウ10回1セット
ケーブルローオーバーハンドグリップ 10回1セット
ハンマーストレングスリアデルトマシン10回1セット
ベントオーバーダンベルレイズ 10回1セット
ハイパーエクステンション 10-12回1セット
デッドリフト 10-12回2セット

水曜日:オフ

木曜日:胸・上腕二頭筋・腹筋

インクラインダンベルカール 8-10回2セット
イージーバーベルカール 6-10回2セット
ノーテチラスカール 6-10回2セット
インクラインバーベルプレス 8-10回3セット
ハンマーストレングスシーテッドベンチプレス6-10回2セット
インクラインダンベルフライ 8-10回2セット
ケーブルクロスオーバー 10-12回1セット

金曜日:オフ

土曜日:脚・カーフ

レッグエクステンション 10-15回3セット
レッグプレス 10-12回3セット
ハックスクワット 10-12回2セット
ライングレッグカール 10-12回2セット
スティッフレフデッドリフト 8-10回1セット
シングルレッグカール 8-10回1セット
スタンディングカーフレイズ 10-12回2セット
シーテッドカーフレイズ 8-10回1セット

日曜日:オフ

基本的なトレーニングルーティーンは上記のようなものですが、身体の疲れがとれていない時やオフが少なく感じた時は、さらにオフを追加することもあったようです。

筋肉を発達させるためにはトレーニングだけでなく休養が重要だ

という考え方がうかがえますね。

Dorian Yates's 5 Unique Principles to Training Success | Muscle & Fitness

食事

ボディビルダーは固形物の食事にこだわっている

というイメージを持っている方は多いと思います。

実際、ほとんどの栄養を固形物の食事から摂取しているトップビルダーも数多くいます。

しかし、ドリアンはプロテインなども積極的に活用していたようです。

「1日で6回くらいに分けてタンパク質を摂取するべきだが、食品だけから摂るのには限界がある。だからプロテインは有効だ。」

と語っています。

では、彼の実際の食事メニューを見ていきましょう!

1食目オートミール1カップ、10個分の卵白、ホエイプロテイン
2食目ミールリプレイスメントシェイク
3食目とりむね肉、サラダ、ポテト(または白米)
4食目ミールリプレイスメントシェイク
5食目ヒレステーキ340グラム、サラダ、ポテト(または白米)
6食目オートミール半カップ、6個分の卵白、ホエイプロテイン

彼自身が語っているように、プロテインやミールリプレイスメントシェイクをうまく活用して栄養補給していたようですね。

Olympia Legend: Dorian Yates | Muscle & Fitness

名言

ドリアン・イェーツは名言も残しています。

それがこちら。

何だそれで終わりか?
今見知らぬ男がドアから入ってきて、君のこめかみに拳銃を突きつけて「あと二回やれ」と言ったらどうするね?死に物狂いでやるだろう?
追い込むとはそういうことさ。


彼のトレーニングのハードさとトレーニングにかける情熱がうかがえる言葉ですね。

背中で語る男!ドリアン・イェーツ | マッチョもどき京大生の筋トレ日記

まとめ

異常なまでの筋肉量を持つ彼の登場により

ボディビルの審査基準において筋量が重視されるようになった

とも言われています。

その後現れる「マスモンスター」と呼ばれるような超重量級の選手達の先駆けになったことも、ドリアンのボディビルへの貢献のひとつです。

非行少年から成長し、ボディビルダーとして輝かしい成績を残したドリアン・イェーツ。

彼のフィットネスに向き合う紳士な姿勢はぜひ見習いたいですね。

以上、『ドリアン・イェーツのすべて【Mrオリンピア6連覇】』でした!

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