今回の記事では、スティーブ・クークロというボディビルダーを紹介します。
元消防士で、一時期は消防士として働きながらプロのボディビルダーとして活動していましたが、2015年からはボディビル一本に専念しています。
まだ若く才能あふれる選手で、今後の活躍が期待されているスティーブ。
そんな彼の生い立ちやトレーニング、食事について見ていきましょう。

プロフィール
本名:スティーブ・クークロ(Steve Kuclo)
愛称:King Snake
出身:アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト
生年月日:1985年8月15日
身長:180cm
体重:122.4-136.1kg
経歴
ボディビルとの出会い
スポーツが大好きな少年だったスティーブ・クークロは、幼いころから野球、アメフト、ホッケーなどいろいろなスポーツに挑戦していきました。
なかでも彼はホッケーで素晴らしい才能を発揮し、かなりの実力でした。
そんなスティーブがいつも心に抱いていた目標は
「自分自身を高める」
ということ。
この目標はいつしか
「より強く、大きな肉体を手に入れたい」
という思いへと変わっていき、スティーブはジムに通うようになりました。

大会へ
2004年、18歳となったスティーブは初めての大会に出場します。
10代部門で優勝し、オーバーオール審査でも3位に食い込んだスティーブは、さらにボディビルにのめりこんでいきます。
その後も多くのアマチュア大会に出場し、好成績を収めていきました。
消防士へ
ボディビルダーとしての夢を追い求める一方、スティーブは生活のため消防士として働き始めます。
消防士として過酷な仕事をこなしつつ、スティーブはあることに気づきます。
それは
「ボディビルダーとして鍛えた筋肉は消防士としての仕事にも活かせる」
ということ。
こうしてスティーブはボディビルダーと消防士という二足の草鞋を履いての生活を送っていきました。

プロへ
2000年代後半から、スティーブはアマチュアビルダーとして頭角を現し始めます。
有名な大会で上位に入賞することもしばしば。
そして2011年、「NPC Nationals」で優勝した彼はプロカードを獲得。
消防士として働きながらプロボディービルダーへの道を開きました。
プロとしての活躍
スティーブは2013年に「Europa Super Show」でプロ戦初優勝を果たし、プロとしても十分に通用することを証明します。
その後も活躍は続き、その年には早くもMrオリンピアへの出場を果たします。
2015年には消防士をやめてボディビルに専念。
現在はプロのコーチをつけるなどしてさらに肉体に磨きをかけています。
2019年にはオリンピアで6位に入賞するなどの飛躍を見せており、今後の活躍からも目が離せません!

大会成績
2004 NPC Capital City Classic Teen 1位
2004 NPC Michigan Bodybuilding State Championships 1位
2004 NPC Teen Nationals 1位
2005 NPC Collegiate Nationals 3位
2005 NPC Michigan Championships 1位
2005 NPC Michigan Championships 5位
2005 Teen Nationals 1位
2007 North American Championships 8位
2008 NPC Nationals 3位
2009 NPC Nationals 13位
2010 NPC Nationals 3位
2010 NPC USA Championships 6位
2011 NPC USA Men's 1位
2012 NY Pro 2位
2013 Dallas Europa Super Show Men's Open 1位
2013 Mr. Olympia 14位
2014 Arnold Classic Brazil 1位
2014 Finland Pro 2位
2014 San Marino Pro 7位
2014 EVLS Prague Pro 5位
2014 Dubai Open 4位
2014 Mr. Olympia 9位
2015 Wing of Strength, Texas Pro 2位
2015 Mr. Olympia 16位
2016 NY Pro 3位
2016 Califorina Pro 1位
2018 Arnold Classic 5位
2018 Indy Pro 1位
2018 Mr. Olympia 10位
2019 Arnold Classic 6位
2019 Indy Pro 1位
2019 Mr. Olympia 6位
2020 Arnold Classic 4位

トレーニング
スティーブは年単位でトレーニング内容を決め、トレーニングに挑んでいます。
実際のトレーニングルーティーンとメニューは以下のような感じです。
1日目:脚(大腿四頭筋)
スクワット | 10-12回4セット |
レッグプレス | 10-12回4セット |
ハックスクワット | 10-12回4セット |
レッグエクステンション | 9-10回4セット |
マシンスクワット | 9-10回4セット |
ランジ | 9-10回4セット |
2日目:胸
インクラインベンチプレス | 10-12回4セット |
フラットハンマープレス | 10-12回4セット |
インクラインダンベルフライ | 10-12回4セット |
インクラインハンマープレス | 9-10回4セット |
ケーブルフライ | 9-10回4セット |
ペックデックフライ | 9-10回4セット |
3日目:背中
バーベルベントオーバーロウ | 10-12回4セット |
ラットプルダウン | 10-12回4セット |
シーテッドケーブルロウ | 10-12回4セット |
ハンマーストレングスロウ | 9-10回4セット |
Vバープルダウン | 9-10回4セット |
ダンベルプルオーバー | 9-10回4セット |
4日目:オフ
5日目:ハムストリングス・尻
スティフレッグバーベルデッドリフト | 10-12回3セット |
ライイングレッグカール | 10-12回3セット |
スタンディングシングルレッグカール | 10-12回3セット |
バーベルヒップスラスト | 12-15回3セット |
ヒップアブダクター | 12-15回3セット |
6日目:腕
スタンディングワイドグリップカール | 10-12回4セット |
インクラインダンベルカール | 10-12回4セット |
プリーチャーカール | 10-12回4セット |
ダンベルハンマーカール | 9-10回4セット |
リバースカール | 9-10回4セット |
ケーブルカール | 9-10回4セット |
クローズグリップベンチプレス | 10-12回4セット |
ケーブルロープエクステンション | 10-12回4セット |
オーバーヘッドロープエクステンション | 10-12回4セット |
ディップス | 9-10回4セット |
ワイドプッシュダウン | 9-10回4セット |
ケーブルロープエクステンション | 9-10回4セット |
7日目:肩
ダンベルラテラルレイズ | 10-12回4セット |
バーベルミリタリープレス | 10-12回4セット |
マシンショルダープレス | 10-12回4セット |
リアペックデックフライ | 9-10回4セット |
ケーブルラテラルレイズ | 9-10回4セット |
リアデルトロープフェイスプル | 9-10回4セット |

食事
スティーブの増量期、減量期の食事を見ていきましょう。
増量期
1食目 | 赤身のステーキ170g、全卵2個、卵白0.5カップ、ほうれん草1カップ、オーツ1,5カップ |
2食目 | チキンか七面鳥のひき肉198g、白米2カップ、バナナ本 |
3食目 | チキンか七面鳥のひき肉198g、白米2カップ、りんご1個 |
4食目 | チキンか七面鳥のひき肉198g、白米2カップ、パイナップル1カップ |
5食目 | サーモン227g、さつまいも283g、野菜 |
6食目 | ホエイプロテイン2杯、ココナッツオイル大さじ1杯、ミックスナッツ1つかみ、 無脂肪ギリシャヨーグルト0.5カップ |
また、増量期は週に2~3回くらいハンバーガーやピザをチートミールとして食べるそうです。
減量期
1食目 | 卵白1.5カップ、全卵2個、オーツ2カップ、全粒粉パン2枚 |
2食目 | ヒレ肉283g、さつまいも340g |
3食目 | とりむね肉283g、白米2カップ、アボカドオイル大さじ1杯 |
4食目 | チキン283g、白米2カップ |
5食目 | ホエイプロテイン2杯、無脂肪ギリシャヨーグルト0.5カップ、オーツ1.5カップ |
減量期はチートミールは一切とらないそうです。

サプリメント
スティーブは
- ホエイプロテイン(アイソレート)
- BCAA
- ビタミンドリンク
- 緑茶
をサプリメントとしてとっているようです。

まとめ
ボディビルダー、スティーブ・クークロの経歴やトレーニング、食事内容などを紹介してきました。
まだ30代とボディビルダーとしては若く、人気も実力も兼ね備えているスティーブ。
彼の今後の活躍にも期待です!
以上、『スティーブ・クークロってどんな人?【世界最強の消防士】』でした!
