マイク・メンツァーってどんな人?【経歴からトレーニング、食事まで】

選手紹介

素晴らしい肉体で見るものを魅了しただけでなく、独自のトレーニング理論を構築し多くのボディビルダーに影響を与えたマイク・メンツァー

この記事では、今は亡き彼の生い立ちやトレーニング理論、食事に至るまで紹介していきます。

プロフィール

本名:マイク・メンツァー(Mike Mentzer)
出身:アメリカ合衆国ペンシルバニア州フィラデルフィア
生年月日:1951年11月15日
身長:173cm
体重:102kg
Mike Mentzer - Greatest Physiques

経歴

生い立ち

アメリカ・ペンシルベニア州の裕福な家庭に生まれたマイク・メンツァー。

教育熱心な両親ものと元気に育っていった彼は、12歳のころにボディビル雑誌を見かけたことをきっかけに、筋肉に興味を持ち始めます。

当時はやせ型でがりがりだった彼は父親に頼み込んでトレーニング器具をかってもらい、週に3回筋トレするようになりました。

それから3年間、こつこつとトレーニングを積み重ねたマイク。

高校に入学するころには170kgのベンチプレスを挙げるまでに成長していました。

1971年、高校を卒業したマイクは空軍に入隊します。

そこでも週に6回、1回3時間程度のトレーニングを積み重ねていきます。

18歳で初めて大会に出場したマイク。

小さな大会ではありましたが、初出場にして優勝を勝ち取ります。

しかし同じ年に出た別の大会で10位という結果に終わり、悔しい思いも経験したマイク。

トレーニングへの情熱はさらに燃え上がっていきます。

Mike Mentzer Poster - A2 - GMV Bodybuilding

アーサー・ジョーンズとの出会い

そんなころに彼はアーサー・ジョーンズという人物に出会います。

トレーナーとしての技術だけでなく、トレーニングマシンの開発者としても有名で、当時のフィットネス界の一流人物だったジョーンズ。

マイクは彼に才能を見込まれ、一緒にトレーニングをするようになりました。

苦難の時期

しかし物事はうまくは進まず、マイクにとって苦しい時期は続きます。

肩に大けがを負ってしまった彼は長期間トレーニングから離れることを余儀なくされてしまいます。

失意の中にも生きがいを見つけようとしたマイクは大学に入学し、心理学の勉強に励むようになります。

しかしどうにも性にあっていなかったらしく、数年で大学を退学してしまいました。

プロへ

1971年にケガを負ってから長らくトレーニングから離れていたマイク。

1975年、並々ならぬ情熱をもって、ついに彼はトレーニングを再開します。

その年の「Mr. America」で大会復帰を果たしたマイクは3位という好成績を残し、完全復活を遂げました。

その後もアマチュアの大会で活躍をつづけたマイク。

ついに「Mr. Universe」で優勝をはたし、プロのボディビルダーとしての一歩を踏み出しました。

その後も数々の大会で優勝を果たすなどの活躍で、トップビルダーとしてボディビル界をけん引していきました。

mike mentzer | Competitive history 1971 Mr. America - AAU, 1… | Flickr

薬物乱用

1979年からアンフェタミンという薬を服用し始めたマイク。

「娯楽のためではなく、仕事やトレーニングにおいての生産性を高めるために服用している」

と言っていたようですが、だんだん薬に依存するようになり、マイクの身体は蝕まれていきます。

疲労が抜けなくなり、ついには寝たきりになって腕を上げる力すらなくなったマイク。

このころのことは

「死の扉に手をかけているような感覚だった」

と話しています。

死の淵に立ちながらも薬物依存を克服したマイクは、なんとか1980年のオリンピアへの出場を果たしました。

苦難の時期再び

実は1980年のMrオリンピアの結果は、大きな物議をかもしだすものでした。

というのも、ボディビルを引退し、俳優として活動に力を入れていたアーノルド・シュワルツェネッガーが突如復帰し優勝したのです。

審査員がアーノルドと親しい人物に変更されていたことも相まり、

「知名度や人気で順位が決められた」

という批判の声が多く挙がりました。

マイク・メンツァーもその一人でした。

自身の開催するセミナーで審査に対して公然と批判を行った彼はIFBBのブラックリストに載っていしまい、ボディビルダーとしての活動を続けられなくなってしまいました。

1983年から記者として働き始めたマイク。

仕事の効率を高める目的で、再びアンフェタミンに手を出してしまいます。

「アンフェタミンがあれば110%の力で仕事ができる」

と、どんどん悪循環にはまっていったマイク。

そんな時期に父親の死去、10年付き添った妻との離婚などが立て続けにおこり、マイクにとって苦しい時期は続きました。

1990年、入院先のベッドで目を覚ましたマイクは自分を変えることを決意します。

周囲の支えもあり、なんとか自分を取り戻したマイク。

その後はベニスのゴールドジムで働き出し、トレーナーとしての才能を発揮していきました。

急逝

2001年6月10日、マイクは自宅アパートで急逝しました。

死因は心臓病とされていますが、長期にわたって服用していたステロイドが原因ではないかという噂もあります。

HEAVY DUTY TESTIMONIALS

大会成績

1971 Mr. Lancaster 1位
1971 AAU Mr. America 10位
1971 AAU Teen Mr America 2位
1975 IFBB Mr. America  3位
1975 ABBA Mr. USA 2位
1976 IFBB Mr. America 1位
1976 IFBB Mr. America 1位
1976 IFBB Mr. Universe 2位
1977 IFBB North American Championships 1位
1977 IFBB North American Championships 1位
1977 IFBB Mr. Universe 2位
1978 IFBB USA vs the World 1位
1978 IFBB World Amateur Championships 1位
1979 IFBB Canada Pro Cup 2位
1979 IFBB Florida Pro Invitational 1位
1979 IFBB Night of Champions 3位
1979 IFBB Mr. Olympia(HW) 1位
1979 IFBB Pittsburgh Pro Invitational 2位
1979 IFBB Southern Pro Cup 1位
1980 IFBB Mr. Olympia 5位
MIKE MENTZER HIT Training For Size & Strength Best For Hard Gainers

トレーニング

マイクは独自のトレーニング理論を確立したことでも有名です。

そのトレーニング方法が

ヘビー・デューティー・トレーニング

というものです。

これは、アーサー・ジョーンズが考案した「高強度トレーニング(High-Intensity Training: HIT)」をもとにマイクが発展させたものです。

ヘビー・デューティー・トレーニングの具体的なやり方は

①6-9回ギリギリ行える重量を選択する。
②限界だと感じるまで反復する。このとき、フォームは絶対に崩さない。
③自力でできなくなったら、補助をつけてさらに追い込む。
④ネガティブ動作中も負荷を抜かない
⑤1セットで全力を出し切る

というものです。

詳しい解説は以下の記事をご覧ください!

では、マイクの具体的なトレーニングメニュー例を見ていきましょう。

脚・胸・上腕三頭筋

レッグエクステンション 6-8回1セット
レッグプレス 6-8回1セット
スクワット 6-8回1セット
レッグカール 6-8回2セット
カーフレイズ 6-8回2セット
トウプレス 6-8回1セット
ダンベルフライまたはペックフライ6-8回1-2セット
インクラインプレス 6-8回1-2セット
ディップス 6-8回2セット
プッシュダウン 6-8回1セット
ライイングトライセプスエクステンション6-8回2セット

背中・僧帽筋・肩・上腕二頭筋

プルオーバー 6-8回2セット
クローズドグリッププルダウン6-8回2セット
ベントオーバーロウ 6-8回2セット
マシンシュラッグ 6-8回2セット
アップライトロウ 6-8回2セット
ラテラルレイズ 6-8回2セット
ダンベルプレス 6-8回2セット
リアデルトロウ 6-8回2セット
スタンディングバーベルカール6-8回1セット
コンセントレーションカール 6-8回2セット
Mike Mentzer's High-Intensity Workout | Muscle & Fitness

食事

マイクは基本的にはシンプルな食事をしていたようです。

食材はなるべくクリーンなものにこだわり、摂取カロリーを決めて食事量を調整していたようです。

マイクの実際の食事メニューの例は以下の通りです。

1食事ベーコン、パン、プロテイン、コーヒー
2食事ターキー(七面鳥)、フルーツ、低脂肪ヨーグルト、コーヒー
3食事チキン、ポテト、サラダ(ドレッシングなし)、ワイン
4食事ナッツ、低脂肪ヨーグルト
Mike Mentzer Diet and Workout

まとめ

ボディビルダーとして活躍しただけでなく、ヘビーデューティートレーニングという画期的なトレーニング法を考案し、フィットネス界に貢献したマイク・メンツァー。

薬物乱用など、苦難の多い人生を送ってきた彼ですが、間違いなくボディビル界の歴史に名を刻むレジェンドの一人です。

以上、『マイク・メンツァーってどんな人?【経歴からトレーニング、食事まで】』でした!

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