ナッサ・エル・サンバティのすべて【筋肉博士】

選手紹介

「マッチョな人は脳みそまで筋肉」なんて思っていませんか?

この記事では、大きく美しい身体だけでなく、インテリな人柄でも知られたボディビルダー、ナッサ・エル・サンバティについて紹介します。

残念ながらすでに亡くなってしまっていますが、彼はいまだ世界中で愛される偉大なボディビルダーの一人です。

ということで、ナッサがどんな人物だったのかチェックしていきましょう!

プロフィール

本名:ナッサ・エル・サンバティ
出身:ドイツ・シュツットガルト
生年月日:1965年10月15日
没日:2013年3月20日(47歳)
愛称:The Professor
身長:180cm
体重:120-150kg
上腕:60cm
Nasser El Sonbaty - Greatest Physiques

経歴

生い立ち

ナッサは1965年、エジプト人の父親とセルビア人の母親のもと、ドイツのシュツットガルトで生まれました。

幼いころはサッカー少年だったナッサ。

もちろんそのころは筋トレとは一切かかわりのない生活をしており、筋肉にあこがれるどころか、ボディビルダーの身体を

キモい

とさえ考えていたといいます。

そんな彼がトレーニングと出会ったのは17歳のころです。

友人に誘われ、サッカーの試合後にたまたまジムに行ったナッサ。

そこで適当にトレーニングしていた彼は、横で理解不能な高重量を扱ってトレーニングしているウエイトリフターを見て衝撃を受けます

その衝撃がきっかけとなり、身体を鍛えるようになっていったと言います。

ちなみに、ナッサは

初めて行ったベンチプレスで85kgを挙げる

という、とんでもない才能の持ち主です。

実際にトレーニングをしている方なら分かると思いますが、初めてのベンチプレスで85kgはただの化け物、才能の塊です。

その才能もあってか、ナッサはどんどんトレーニングにのめりこんでいきました。

ボディビルダーへの道

筋トレに目覚めたナッサはどんどんトレーニングにはまっていきます。

トレーニングだけでなく栄養学の理論なども勉強し始めた彼の身体は、どんどん成長していきます。

20歳で初めて出場した地元のボディビル大会では6位に入賞するなど、筋肉だけてなく、ボディビル対する自信を着実につけていきます。

ボディビルダーとして素晴らしい才能を発揮し始めたナッサですが、彼の父親はナッサがボディビルダーになることには反対していました

というのも

「ボディビルダーは筋トレ以外に何もできないナルシストだ」

という考えを持っていたからだそうです。

ちなみにそのころのナッサはアウグスブルク大学で歴史学・政治経済学・社会学の学位を取得するなど博識でインテリな面も持っていました。

父親が

「ボディビルなんてせずにほかの事をしろ」

と思うのも理解できますね。

しかし、ナッサのボディビルに対する情熱はそんなことでは消えません。

何を言っても無駄だと悟った彼は、父親の言葉を無視し、トレーニングに打ち込んで行きます。

プロへ

ドイツを中心にヨーロッパ各地の大会で活躍していたナッサは、IFBBプロカードを取得。

プロボディビルダーとして活躍していきます。

1990年にプロデビューを果たし、いくつかのヨーロッパの大会に出場していたナッサですが、さらなる高みを目指し、ボディビルの本場・アメリカへの移住を決意します。

アーノルドクラッシックでの優勝、Mrオリンピアでのすばらしい仕上がりなど、トップビルダーとしてボディビル界をけん引しました。

しかし1999年のアーノルドクラシック後は目立った成績を残せなくなってきました。

そして2005年、現役を引退することになりました。

突然の死

引退後、黄色ブドウ球菌に感染し重症化するなど、健康上大きな問題を抱えていたナッサ。

2013年、腎臓病を原因とする心不全が原因となり、47歳という若さで亡くなってしまいました。

Kathleen Engel, 'Put Size on Your Thighs with Nasser El Sonbaty', Muscle &  Fitness, 63: 6 (2002), 134-138 - Physical Culture Study

大会成績

  • 1990 Grand Prix Finlan 8位
  • 1990 Grand Prix France 7位
  • 1990 Grand Prix Holland 8位
  • 1992 Chicago Pro Invitational 19位
  • 1993 Grand Prix France 3位
  • 1993 Grand Prix Germany 3位
  • 1994 Grand Prix France 4位
  • 1994 Grand Prix Germany 4位
  • 1994 Night of Champions 2位
  • 1994 Mr. Olympia 7位
  • 1995 Grand Prix England 4位
  • 1995 Grand Prix France 3位
  • 1995 Grand Prix Germany 3位
  • 1995 Grand Prix Russia 3位
  • 1995 Grand Prix Spain 3位
  • 1995 Grand Prix Ukraine 2位
  • 1995 Houston Pro Invitational 1位
  • 1995 Night of Champions 1位
  • 1995 Mr. Olympia 3位
  • 1996 Grand Prix Czech Republic 1位
  • 1996 Grand Prix England 2位
  • 1996 Grand Prix Germany 2位
  • 1996 Grand Prix Russia 1位
  • 1996 Grand Prix Spain 3位
  • 1996 Grand Prix Switzerland 1位
  • 1996 Mr. Olympia 3位
  • 1997 Arnold Classic 2位
  • 1997 Grand Prix Czech Republic 3位
  • 1997 Grand Prix England 3位
  • 1997 Grand Prix Finland 4位
  • 1997 Grand Prix Germany 2位
  • 1997 Grand Prix Hungary 2位
  • 1997 Grand Prix Russia 3位
  • 1997 Grand Prix Spain 2位
  • 1997 Mr. Olympia 2位
  • 1997 San Jose Pro Invitational 2位
  • 1998 Arnold Classic 2位
  • 1998 Grand Prix Finland 3位
  • 1998 Grand Prix Germany 3位
  • 1998 Mr. Olympia 3位
  • 1999 Arnold Classic 1位
  • 1999 Grand Prix England 6位
  • 1999 Mr. Olympia 6位
  • 1999 World Pro Championships 6位
  • 2000 Mr. Olympia 5位
  • 2001 Mr. Olympia 9位
  • 2002 Arnold Classic 10位
  • 2002 Mr. Olympia 15位
  • 2004 Night of Champions 15位
  • 2004 Show of Strength Pro Championship 14位
  • 2005 Europa Supershow 14位

トレーニング

ナッサはトレーニングにおいて、セット数やボリュームよりも強度を重視していました。

強度を高く保つため、トレーニング時間やセット数は少なめに調整していなようです。

また、トレーナーや補助はほとんどつけず、ひとりで黙々とトレーニングしていたそうです。

では、実際のトレーニングメニューの例をチェックしていきましょう。

  • インクラインダンベルプレス
  • ダンベルフライ
  • ディクラインダンベルフライ
  • ケーブルクロス

  • ショルダープレス
  • リアレイズ
  • ワンハンドサイドレイズ
  • オーバーヘッドプレス

  • レッグエクステンション
  • スクワット
  • レッグプレス
  • ハックスクワット
  • レッグカール
  • スタンディングレッグカール

背中

  • デッドリフト
  • ベントオーバーロウ
  • ワンハンドロウ
  • ラットプルダウン
  • 懸垂

  • フレンチプレス
  • ケーブルプレスダウン
  • スカルクラッシャー
  • ダンベルカール
  • ハンマーカール
  • プリーチャーカール

食事

ナッサは食事にもこだわりを持っていました。

1日に6回食事をとり、たんぱく質は600g摂取するように心がけていたそうです。

ナッサの実際の食事メニューの例は以下の通りです。

1食目卵白10個・卵黄2個・全粒粉パン
2食目プロテイン・バナナ
3食目プロテイン
4食目鶏肉340g・玄米orサツマイモ
5食目ステーキ340g・サラダ・サツマイモ
6食目ステーキorカッテージチーズ283g
Nasser El Sonbaty Update | MUSCLE INSIDER

名言

ナッサはボディビルダーとして、数々の名言も残しています。

そのうちいくつかを紹介していきます。

マシンの方が楽だし集中しなくていいし安全だから皆マシンを選ぶ。でも、本当にデカくなりたいなら誰もが嫌うことをやらなければいけない。フリーウェイトを使え、痛みに耐えろ。

スクワットはどんな薬よりも「効く」んだ。

body builder wallpapers: Nasser Sonbaty Wallpapers-Body Builder

まとめ

亡くなて数年たった現在でさえもボディビル界の伝説として語り継がれ、愛されているナッサについて紹介してきました。

いつか彼のような身体を手に入れたいものですね。

以上、『ナッサ・エル・サンバティのすべて【筋肉博士】』でした!

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