今回の記事では、アラッシュ・ラーバーというボディビルダーを紹介します!
クラシックフィジークというカテゴリーを主戦場に活躍し、Mrオリンピアでは最高2位という成績を誇るトップ選手です。
そんな彼の経歴やトレーニング方法、食事へのこだわりはいったいどんなものなのか、見ていきましょう!

プロフィール
本名:アラッシュ・ラーバー(Arash Rahbar)
出身:アメリカ合衆国
身長:180cm
体重:88.5-93kg
経歴
ボディビルとの出会い
アラッシュ・ラーバーがボディビルに出会ったのは12歳のころでした。
アーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンといった筋骨隆々な映画スターにあこがれるようになったラーバーは、いつしか自分もそんな身体になりたいと思い始めました。
ボディビルに興味をもったラーバーは、ケビン・レブローニ、ロニー・コールマン、ドリアン・イェーツといったボディビルダーたちのトレーニングや食事法をまねることから始めました。
高校生のころには、彼らの食生活をそのまま再現するために1ガロン(約3.8リットル)の水と6食分の食べ物を持ち歩いていたと言います。
大会へ
ラーバーは10代のころにはすでにボディビル大会に出場したいと思っていました。
しかし、筋肉量が足りないことや、ボディビルに対する知識がないことが足を引っ張り、なかなか実際に出場するまでには至りません。
そんな彼はあるときニューヨークに引っ越し、新たなジムに入会します。
そのジムで日常的に大会に出場しているボディビルダーたちと親しくなったことで、ラーバーの大会への興味は現実へと近づきだしました。
プロとしての活躍
ラーバーが大会デビューを果たしたのは2014年、32歳の時でした。
初出場の「NPC Bev Francis Atlantic States」で優勝を飾ると、同年には「IFBB North American Championships」でも優勝を果たし、大会2戦目にしてプロカードを獲得しました。
プロになってからも「Pittsburgh Pro」、「New York Pro」で優勝し、Mrオリンピアではクラシックフィジーク部門で最高2位にまで上り詰めました。
現在もトッププロとして活躍しつつ、自身のウェブサイトを通してオンラインコーチングを行うなど、活躍の場を広げています。

大会成績
2019 Mr Olympia 8位
2018 Mr Olympia 5位
2017 Mr Olympia 4位
2016 Mr Olympia 2位
2016 New York Pro 1位
2016 Pittsburgh Pro 1位
2015 New York Pro 5位
2015 Pittsburgh Pro 10位
2014 IFBB North American Championships 1位
2014 NPC Bev Francis Atlantic States 1位

トレーニング
アラッシュ・ラーバーは基本的にオフシーズン・オンシーズンでトレーニングの内容を変えることはなく、年間を通して高重量を扱うことを意識しています。
また、有酸素運動については、脂肪燃焼だけでなく健康的な生活を送るという観点からも重要視しています。
お気に入りの有酸素運動はバイクやトレッドミルでのHIITですが、コンテストが近づいてくるとケガを避けるためにHIITは控え、ウォーキングなどを増やすそうです。
では、彼の1週間のトレーニングルーティーンをチェックしていきましょう。
月曜日:胸
インクラインダンベルプレス | ウォームアップ15-20回2セット メイン8-12回3-4セット |
ダンベルプレス | 8-12回4セット |
ダンベルフライ | 8-10回4セット |
ケーブルフライ | 12回3セット |
火曜日:腹筋・カーフ・有酸素運動
ハンギングレッグレイズ | 20-25回5-6セット |
ケーブルクランチ | 20回4セット |
ライイングクランチ | 20-30回5-6セット |
水曜日:背中
補助付き懸垂 | ウォームアップ 15回4セット |
ダンベルプルオーバー | 15回4セット |
ベントオーバーロウ (週ごとにグリップを変える) | 8-12回4セット |
シーテッドロウ | 10回3セット |
ワンアームロウ | 10回3セット |
プルダウン | 10-12回4セット |
デッドリフト | 8-15回4-5セット |
木曜日:肩
ラテラルレイズ | ウォームアップ25回2セット |
シーテッドダンベルプレス | 10-12回4セット |
ミリタリープレス | 8-10回3セット |
スタンディングワンアームラテラルレイズ | 10-12回4セット |
ワンアームダンベルアップライトロウ | 12回3セット |
ベントオーバーフライ | 15回4セット |
シーテッドケーブルロープロウ | 10-12回4セット |
金曜日:腹筋・カーフ・有酸素運動
ハンギングレッグレイズ | 20-25回5-6セット |
ケーブルクランチ | 20回4セット |
ライイングクランチ | 20-30回5-6セット |
土曜日:腕
クローズグリップベンチプレス | 10-15回4セット |
プッシュダウン | 10回3セット |
ダンベルキックバック | 10-12回3セット |
ワンアームケーブルエクステンション | 15-20回3セット |
コンセントレーションカール | 8-10回4セット |
シーテッドケーブルカール | 10-12回3セット |
スタンディングオルタネイトダンベルカール | 10-12回3セット |
日曜日:脚
レッグエクステンション | ウォームアップ15-20回3セット |
ハムストリングカール | ウォームアップ15-20回3セット |
スクワット | ウォームアップ8-15回2セット メイン8-15回4セット |
レッグプレス | 15-20回4セット |
ハックスクワット | 10-12回3セット |
レッグエクステンション | 15回3セット |
シーテッドハムストリングカール | 12-15回4セット |
スタンディングハムストリングカール | 10-15回4セット |

食事
アラッシュ・ラーバーの典型的な一日の食事例は以下の通りです。
1食目 | ステーキ198g、米1カップ |
2食目 | チキン198g、米1カップ |
3食目 | 白身魚198g、米1カップ |
4食目 | とりむね肉198g、サラダ、アーモンド1/4カップ |
5食目 | チキン198g、アーモンド1/4カップ |
また、サプリメントに関しては、以下のようなものを摂っているようです。
- α-リポ酸
- クレアチン
- BCAA
- L-テアニン
- ビタミンBコンプレックス
- マルチビタミン
- ビタミンC
- ビタミンD3
- クルクミン
- N-アセチルシステイン
- プレワークアウト
- プロテイン

まとめ
アラッシュ・ラーバーの経歴やトレーニング、食事内容などについて見てきました!
まだまだ今後も彼の活躍には注目です!
以上、『アラッシュ・ラーバーってどんな人?【経歴からトレーニング、食事まで】』でした!
