今回の記事では、マイク・オハーンについて紹介していきます。
ボディビルダー、パワーリフターとして輝かしい成績を残し、現在ではモデルやYouTubeでも活躍の場を広げているフィットネス界の重鎮、マイク。
そんな彼はいったいどんな人物なのか、チェックしてきましょう。

プロフィール
本名:マイク・オハーン(Mike O'Hearn)
出身:アメリカ合衆国ワシントン州カークランド
生年月日:1969年1月26日
身長:約191cm
体重:110〜115kg
経歴
生い立ち
マイク・オハーンは10人兄弟の末っ子として生まれました。
元アメフト選手兼ボディビルダーの父親の影響もあり、家族全員がトレーニーという環境で育ったマイク。
幼いころから筋トレに親しみ、10代前半には早くも本格的なトレーニングを始めていました。
のちにボディビル界、パワーリフティング界でその名をとどろかせるマイクですが、実は武道の実力もかなりのもの。
13歳で始めた柔道では、カリフォルニア州の大会で2回の優勝を誇っています。
ボディビルダー兼パワーリフターとして
ボディビルダーとして大会で好成績を収めつつ、パワーリフターとしても活躍していったマイク。
「Mr. Natural Universe」というボディビル大会では4回の優勝を誇り、カリフォルニア州のパワーリフティング大会でも4回の優勝を経験しています。
また、彼のすごさは「ステロイドを使用していない」ということ。
マイクが100%ドラッグフリーとは言い切ることはできません。
しかし、
- ステロイドを使用していないナチュラル限定のボディビル大会に出場している
- ドラッグテストの厳しいパワーリフティングで活躍している
ことから、彼がステロイドを使っていない可能性は高いと考えられています。
トレーニングや食事など日々のたゆまぬ努力が彼の人気を裏付けているのですね。

モデル、俳優として
ボディビルやパワーリフティングで活躍しつつ、モデルや俳優としても活動の幅を広げているマイク。
その肉体美を活かし、フィットネスモデルとして500回以上も雑誌の表紙を飾っています。
俳優としては1992年に「Death Becomes Her」でデビューしました。
2000年台以降には俳優業にも力を入れ、「Superman」で主演を務めたりするなど人気を博しています。
慈善活動家として
慈善活動家としても積極的に活動しているマイク。
特に犬好きな彼は、「Good Dog Rescue Center」というロサンゼルスの団体への支援に力を入れています。
彼の犬好きは筋金入りで、愛犬のストライカーくんをイベントに連れていくこともあるんだとか。
現在
現在のマイクは奥さん、息子、そして愛犬のストライカーくんと一緒に草いています。
50代にさしかかってなおその肉体は衰えず、今でもフィットネス界の重鎮としてその存在感を発揮しています。
また、YouTubeへの動画投稿も行っており、登録者数は33万人と人気を誇っています。
実績
California Power Lifting Champion 4回
Mr. Natural Universe 4回
Mr. America
Mr. International
Mr. World
2014 Hall Of Fame Martial Arts
Model Of The Year 7回
ビッグ3自己ベスト
スクワット | 305kg |
ベンチプレス | 205kg |
デッドリフト | 320kg |
トータル | 820kg |
トレーニング
ボディービルダー兼パワーリフターとして「美しさ」と「強さ」の両方を兼ねそなえた肉体を追い求めているマイク・オハーン。
彼はトレーニングにおいては、自身が提唱する「パワービルディング(Power Building)」という方法を取り入れています。
ボディビルのトレーニングとパワーリフティングのトレーニングを融合させたのがパワービルディング。
具体的には、
1種目目にベンチプレス、デッドリフト、スクワットなどの高重量のコンパウンド種目も持って来る
というもの。
種目数はそんな多くありませんが、多い時には1種目7セットもすることもあり、かなりハードな内容のトレーニングです。
また、定期的にトレーニング内容を変えて筋肉の慣れを防ぐのも大切だそうです。
実際のルーティーンとメニューの例は以下の通り。

月曜日:胸・腹筋・有酸素運動
インクラインベンチプレス(ウォームアップ) | 10回2セット |
インクラインベンチプレス | 5回6セット |
ダンベルベンチプレス | 10回5セット |
インクラインダンベルフライ | 8-10回5セット |
ケーブルクロスオーバー | 10-12回3セット |
トレッドミル | 30分 |
クランチ | 15-20回5セット |
火曜日:脚・腹筋・有酸素運動
スクワット(ウォーミングアップ) | 10回2セット |
スクワット | 3回7セット |
レッグプレス | 10回5セット |
レッグエクステンション | 10回3セット |
レッグカール | 10回3セット |
トレッドミル | 30分 |
クランチ | 15-20回5セット |
水曜日:肩
スタンディングショルダープレス | 8回3セット |
アップライトロウ | 8回3セット |
ダンベルアップライトロウ | 8回3セット |
サイドラテラルレイズ | 8回3セット |
シーテッドベントオーバーリアレイズ | 12回4セット |
シュラッグ | 12回4セット |
木曜日:腕・腹筋・有酸素運動
バーベルカール | 8-12回3セット |
シーテッドダンベルカール | 8-12回3セット |
プリチャーカール | 8-12回3セット |
スカルクラッシャー | 8-12回3セット |
プッシュダウン | 8-12回3セット |
インクラインダンベルトライセップスエクステンション | 8-12回3セット |
トレッドミル | 30分 |
クランチ | 15-20回5セット |
金曜日:背中・腹筋・有酸素運動
デッドリフト(ウォーミングアップ) | 10回3セット |
デッドリフト | 3回7セット |
ダンベルロウ | 10回5セット |
ワイドグリップラットプルダウン | 8回3セット |
トレッドミル | 30分 |
クランチ | 15-20回5セット |
土曜日:オフ
日曜日:オフ

食事
フィットネスモデルとしても積極的に活動しているマイクは、食事への気配りも欠かしていません。
基本的にオン・オフに関わらず1年中食事と体重の管理を行っています。
基本的に1日の食事回数は6回で、最初の3回は炭水化物・脂質・たんぱく質をバランスよくとり、後半になるにつれて炭水化物を減らし、野菜類の量を増やしていきます。
また、サプリメントには頼りすぎず、
日々の食事が最も重要
だと考えているようです。
マイクの実際の食事例は以下の通り。
1食目 | サーモン340g、白米1合 |
2食目 | サーモン340g、オートミール1カップ |
3食目 | ステーキ226g 白米1合 ブロッコリー100g |
4食目 | 鶏むね肉226g サラダ(ドレッシングなし)レモン1個 |
5食目 | ステーキ226g アスパラ100g |
6食目 | サーモン453g |
また、サプリメントは
- プロテイン
- 亜鉛
- グルタミン
- ビタミンC
- ビタミンE
- マルチビタミン
- BCAA
- マグネシウム
- HTP
- BCAA
を摂っています。
まとめ
ボディビルダーとしてもパワーリフターとしても超一流のマイク・オハーン。
彼のトレーニングや食事からは、僕たち一般トレーニーも多くのことを学べそうです!
彼のような強くてかっこいい身体を目指してトレーニングに励みたいですね!
以上、『【元祖パワービルディング!】マイク・オハーンってどんな人?』でした!
